札幌の女児不明、一晩防風林で明かす　事件性はなし

　札幌市北区の小学４年の女児（９）が４日から５日にかけて一時行方不明になった事件について北海道警は８日、「連れ去りなどの事実はなく、事件ではなかった」と発表した。女児は行方不明となった防風林内で一晩を過ごしたという。

　発表によると道警は、一緒に遊んでいた友達が「声を掛けてきた男といなくなった」と話したため、誘拐事件とみて捜査していたが、その後の調べで男が現場の防風林で女児らと別れていたことが判明。女児は友達に「ベンチで待っていて」と言われ、発見されるまで防風林付近にいたという。

　女児は５日午後４時４０分ごろ、防風林付近を歩いているのを発見、保護された。