運転する乗用車をパトカーに衝突させ、警察官にも向かってきたとして、埼玉県警朝霞署は8日、公務執行妨害の現行犯で、東京都板橋区成増の会社員、土屋俊朗容疑者(59)を逮捕した。制圧のため、警察官が拳銃2発を威嚇射撃した。けが人はなかった。
調べでは、7日午後11時50分ごろ、埼玉県和光市白子の県道上で、土屋容疑者とトラックを運転していた男性(45)が交通トラブルを起こし、男性が110番通報した。
駆けつけた同署のパトカーに土屋容疑者は、乗用車を何度も衝突させて逃走。警察官にも乗用車で向かってきたため、警察官が拳銃1発を上空に向かって威嚇射撃、2発目を乗用車の前部に向け発砲して制圧した。土屋容疑者から呼気1リットル中0・4ミリグラムのアルコールが検出されたという。
同署の小山嘉則副署長は「現場の状況から適正な拳銃使用であると判断している」とコメントした。
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