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事故米転売問題

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大阪のコメ加工販売会社が、農薬やカビなどに汚染された米を食用に転売し、利ざやを稼いでいた。

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事故米が加工された三笠フーズの工場=福岡県筑前町で2008年9月5日午後5時52分、徳野仁子撮影(毎日新聞)

<事故米転売>汚染米、焼酎業界に波紋

 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が殺虫剤やカビに汚染された米を食用として転売していた問題で、米を原料にする熊本県の球磨焼酎の組合が緊急役員会を開くなど対応に追われている。自社のホームページ(HP)で安全性をアピールしたり、三笠フーズとの取引がないことを告知したりするメーカーが続出。調査した農林水産省は事故米の転売先を公表しておらず、それがかえって不安をあおり、消費者にも戸惑いが広がっている。【山田宏太郎、阿部周一、村尾哲】(毎日新聞)
[記事全文]

<事故米転売>汚染米、関西の菓子会社にも 農水省伝票把握 - 毎日新聞(9月8日)
うちは大丈夫?!週末返上で確認作業 汚染米問題で小売・外食業界 - 産経新聞(9月7日)

非食用の事故米穀の不正規流通米の回収について(第2報) - 三笠フーズ(株)の事故米穀の販売先企業名(PDFファイル)。農林水産省
事故米とは - 関連情報エリア

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経緯

米の卸売り加工業者「三笠フーズ」が、農薬やカビなどに汚染された非食用の事故米を食用に転用していたと、2008年9月5日に農林水産省が発表した。
当初は、九州の工場の判断で本社は関与していないと説明していた。しかし翌6日の会見で、冬木社長が転売を指示していたことを認めた。

検出された殺虫剤、カビ毒

事故米とは

国が買い取って保管、販売する政府米(外国産を含む)のうち、水にぬれたりカビや基準値を超える残留農薬が検出されて食用に回せない米。工業用のりなど用途を限定して販売される。農水省によると03年度〜08年7月に計約7400トンを販売し、三笠フーズを含む計17社が購入した。価格は1キロ当たり10円前後で、せんべいや酒の原料として売られる食品加工用米の5分の1ほど。

ことば:事故米 - 毎日jp(毎日新聞)

農林水産省の報道発表

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