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出荷量に見合うウナギを大量投入か (2008-09-07・14:39)

 

伊予市のウナギ加工会社の産地偽装事件で、ウナギの養殖場に大量のウナギの死骸を捨ていたことが判りました。県警では農林水産省の調査にあわせて出荷量に見合う大量のウナギを養殖池に入れた可能性があるとみて調べています。
伊予市のウナギ加工会社サンライズフーズは、中国産のウナギのかば焼きを愛媛県産として出荷するなどしていた疑いがあるとして9月6日、不正競争防止法違反容疑で県警の家宅捜索を受けました。これまでの任意の事情聴取に対し大山修人社長は「高知産や宮崎産は混じってしまったものの、中国産は混じっていない」などと話しているということです。一方、サンライズフーズは8月中旬、松山市内のウナギの養殖場の敷地内にウナギの死骸、数百キロを不法に投棄した廃棄物処理法違反の疑いも持たれています。これに対し大山社長は「ウナギの死骸を役員に指示して敷地内に埋めた」と、ウナギを不法に投棄した容疑については認めています。農林水産省の調べでは、愛媛県産や国産と表示したウナギのかば焼きの出荷量に比べ養殖場が小さいことなどが判っています。県警では、農林水産省の現地調査にあわせて大量のウナギを仕入れて養殖池に入れたため管理不足で死んだ可能性があるとみて、さらに調べを進める方針です。

 
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