三笠フーズ事故米食用転売問題 政府が売却した事故米全体の約4分の1を仕入れる
大阪のコメ加工販売会社「三笠フーズ」が、カビや残留農薬に汚染された事故米を食用に転売していた問題で、この会社が仕入れていたのは、政府が売却した事故米全体のおよそ4分の1にのぼることがわかった。
この問題は、大阪のコメ加工販売会社「三笠フーズ」が、カビや基準値を超える残留農薬に汚染された事故米を食用に転売していたもの。
農水省によると、過去5年間に政府が売却した事故米の合計は7,401トンで、このうち三笠フーズが仕入れていたのは1,779トンと、全体のおよそ4分の1を占め、事故米の購入業者17社中、最も多かったことがわかった。
農水省では、三笠フーズが、これらすべてを食用と偽って販売しようとしていた可能性もあるとみて調べている。
また農水省では、工業用などに限定された事故米が用途通り使われているかを調べる業者側への検査について、今後、抜き打ち検査なども含めて、方法の見直しを検討していくとともに、8日以降、三笠フーズ以外の事故米の購入業者16社に対する一斉点検を行うことにしている。
(09/07 17:00 関西テレビ)