近畿で豪雨、大阪・堺で観測史上最多の９３．５ミリ
2008年9月5日21時12分
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冠水した道路を走る車＝５日午後４時、堺市堺区南清水町、石前浩之撮影
豪雨で冠水した住宅地で後片づけをする住民＝５日午後５時１５分、堺市堺区南向陽町、諫山卓弥撮影
豪雨で冠水した住宅地＝５日午後５時２０分、堺市堺区南向陽町、諫山卓弥撮影
近畿地方は５日午後、局地的に激しい雷雨に見舞われた。大阪管区気象台によると、堺市では午後３時５０分までの１時間で、同市の観測史上最多の９３．５ミリを記録。兵庫県西宮市でも１時間で２９ミリに達した。阪神間を中心に積乱雲が帯状にかかり、各地で大雨になったという。
堺市によると、午後１０時現在で床上浸水や床下浸水が計３２３件、道路冠水が５６件に上った。また、ＪＲ阪和線（大阪・天王寺―和歌山）が堺市堺区の三国ケ丘駅構内で線路が水につかったため、午後３時半から全線で１時間近く運転できなくなった。
落雷の影響で大阪市港区の水族館「海遊館」が一時停電。展示水槽の水を浄化し、酸素を行き渡らせるシステムも止まったが、自家発電装置によって数分で回復、被害はなかった。
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