最終更新: 2008/09/08 08:23

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三笠フーズ非食品用輸入米転売問題 三笠フーズ社長、「転売を指示した」と謝罪

基準値を超える農薬などが検出され、非食品用とされた輸入米を、大阪市のコメ加工販売会社「三笠フーズ」が食用に転売していた問題で、社長は6日、転売を指示したと謝罪をした。
大阪市に本社があるコメ加工販売会社「三笠フーズ」は、基準値の5倍を超える「メタミドホス」が検出された輸入米を、食用として流通させていた。
農林水産省によると、本来はのりなどの原料に使われるコメを食用と偽って転売していて、せんべいや焼酎の原料に使われたという。
転売の指示をめぐっては、5日まで、本社と加工工場のある事業所で食い違う主張をしていた。
三笠フーズの社員は「(誰の判断で?)いや、それは現場の方で行ったと。(現場というのは?)九州の工場ですね」と話した。
九州事業所の元所長は「(本社の)指示があって、その指示通りのことをやりました」と話した。
しかし、6日になって一転、三笠フーズの冬木三男社長が全面的に転売の指示を認め、利ざやが目的だったことを明らかにした。
冬木社長は「心よりおわび申し上げます。申し訳ございませんでした。わたしが指示したことには間違いございません。会社の経営も厳しかったもんですから、まあ、つい、そういうことで」と話した。
冬木社長は5〜6年前に、事業所の元所長から提案を受けたと説明していて、不正を隠すために二重帳簿を作るなど、組織ぐるみで行っていたという。
また、「三笠フーズの事故米を使った物を食べたことはあるか?」と質問された冬木社長は「ありません」と答えた。
農林水産省は6日、福岡・筑前町にある事業所で帳簿の確認などを行い、近く警察に告発する方針。

(09/06 18:32 関西テレビ)


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