全国学力調査の市町村別の結果を公表するよう主張する大阪府の橋下徹知事は7日、同府箕面市であったラジオの公開生放送で「あのクソ教育委員会のメンバーが、過度な競争が生まれるという理由で発表しない」と発言した。
橋下知事は放送後も、報道陣に対し、公表・非公表の市町村教委によって来年度の予算編成で「差をつける」と述べた。一例として、府が年間30億円負担し維持する公立小学校での35人学級編成について、非公表の教委に「費用は出す必要はない」と主張。「府がつける予算は府の判断、責任でやる」と話した。
「クソ発言」などについて、府教委の綛山(かせやま)哲男教育長は「ひとつの言葉だけとらえてああだこうだというのもいかがなものか。公表させるための知事一流のやり方だろう。次に知事に会うときに真意を確認したい」と話した。