ミステリと酒の四方山話

日記

 「酒とミステリ」と謳いながら、VOWネタばかりになってしまったので、いっそのことと、VOWネタ専用にさせていただきます。ミステリ論、時評などは、「机上の彷徨」のページを覗いてみて下さい。

                 お願い(2008/09/06)



 お願いがあります。
 これからわたしが頼む件に関しては、色々とご意見があるかたもおいでかと思いますが、ここで議論するつもりはありません。メールを下さい。
 我が友のご子息が病気で、心臓移植以外治癒の道はない状態です。そうした状況で、多額のお金がかかるということは皆様ご存知だと思います。そうです、募金のお願いです。日頃わたしのことを気に食わないと思っている方も、わが友の想いを聞いてください。
 彼=岩田天植は漢の中の漢です。北野高校、京都大学、博報堂各ラグビー部のOB会が全力でこの件にあたっていることでもお分かりいただけると想います。そのご子息天晴くんのために、どうか募金をお願いします。
 わたしの態度が不愉快なら2ちゃんなりなんなりで叩いて下さい。それですっとしたなら、どうか募金にご協力下さい。

 天晴くんを救う会


募金のお振込先
口座名:「天晴くんを救う会」(テンセイクンヲスクウカイ)
銀行・支店名 種別 番号
ゆうちょ銀行 記号10150 番号:76327571
千葉銀行 千葉駅前支店 普通預金 口座番号:3611882
京葉銀行 西千葉支店 普通預金 口座番号:6427351
三菱東京UFJ銀行 千葉支店 普通預金 口座番号:0021812


              日記風日記(2008/09/04)



 3時から渋谷で取材。今回は取材を受ける方。渋谷は通勤で利用している地下鉄副都心線の乗換駅明治神宮前から一駅だから、30分もあれば余裕だろうと思ったのが大間違い。訪問先は桜丘町なんだが、渋谷の駅が不思議なダンジョン状態になっていて、どこから地上に出ればよいのかなかなか分からない。それでもなんとかギリギリ間に合った。
 写真を撮らせて下さいと言われたので、頭頂部が薄いのは勘弁とお願い。カメラマン氏は若い人だったが、自分も同様の悩みを抱えておりますのでとのお答え。なんかフォローになってないぞと思ったが、原稿チェックのときフォトショップでなんとかすりゃいいんだ。

 
 質問多岐に亘り、お馴染みの「ミステリのトリックは、どんな風にして考えるのですか」という問いに、自作の短編を例に挙げて説明する。こんなとき、インタビューしている方(若い女性だったが)は、「凄いですねえ」とか「さすがですねえ」と感心してくれるが、それ以外にどんな反応があるというのだろう。「つまんないすねえ」「馬鹿みたいすねえ」とは(たとえそう思ったとしても)言うはずがないのだ。にもかかわらず、毎度毎度取材者が感心したと自慢げに日記に書く奴がいるが、本当に「みっともない」という言葉の意味が分かっているのか知らん。
 終了後、以前二回ばかりいったことのある立ち呑屋で一杯。
 この店をともに訪れた男の今を考え、いささかブルーな気分になる。まあ、わたしを含め、周囲皆、そうした年齢になったということか。

 まぐまぐ

 記念に戴いたマスコットキャラ“まぐまぐちゃん”。


        8月最後の日曜日(2008/09/01)




 天気予報は雨だけど、陽が出ている。

 歩く。

 
 チャンハン

「ハンチャン」なら麻雀なんだけどねえ。
 実はこの店は有名な店なのだ。
 以前、蛭子能収が親爺をやっていて、客は出川哲郎だった。
 なんのこっちゃ分からないだろうが。

 そうしたら道尾秀介さんから、コメントをいただいた。

 ところで以前、信号待ちで車を停めてフト窓の横を見たら、ラーメン屋の店先に「チャハーン」というメニューが掲げられているのを見ました。 また別のラーメン屋では、せっかく「酸辣湯麺(スーラータンメン)」と正確につづってあるのに、その隣に「ちょっりぴ酸味!」と書かれていました。 あのときもこのときも、デジカメを持っていなかった自分が恨めしいです。

「チャハーン」はVOWにも出てきます。なんかモンゴル風「ハーン=汗」。
「ちょっりぴ」は韓国風だな。
 
 デジカメはお出かけの友。
 
 埼玉屋

 
 オタマジャクシが葱を焼いているようにも見えるが、鰻屋である。
 知る人ぞ知る名店、赤羽埼玉屋であります。

 昼から呑める。通しでやってる。テレビがある。安い。
 そして、なんといっても鰻が美味い。
 なぜかおれはこの店の天丼のファン。


          現代を生きる知恵(2008/08/30)



       散歩してると色んなもんが見つかるけど

 生きる知恵まで見つかるとは。

 知恵

 秘密は「囲碁」にあるらしい。

 へちゃ

 この居酒屋、690円の「へちゃ」が名物のようだ。

 「へちゃ」ってなに?

 690

 う~む。
 つまらんオチでえろうすんまへん。

 つみれ

 さて。
 この居酒屋、「いわしのつみれ」が名物のようだ。

 が、しかし……。

 すみれ

「いわしのすみれ」。
 どっちやねん。

 本年度は何故にこう雨が多いんでっしゃろ。

 ありゃ、またもや、入道雲がムクムクと。

 UFO

 
 ん?

 怪しき黒い影。あれこそが、雨降らしの元凶、UFOではねえべか。


 カラス

 う~む。
 カラスであるか。

 つまらんオチでえろうすんまへん。

 岸和田帰り。暫くはご容赦を。


         裏々先生剽窃譚 岸和田逃亡篇(2008/08/30)




 裏々先生がいきなり走り出したので、おれはあわてて後を追った。
「先生、そんなに急がなくたって間に合いますよ」
「バカヤロ、お前がもたもたしてるから、あんな奴につかまるところだったじゃねえか。15分早めに切り上げた意味が全然ねえだろ」
 先生は頬を紅潮させて怒鳴った。
「あんな奴って、今のが藤岡って人ですか」
「ああ!」
 先生はそれだけ言って、タクシーに乗り込んだ。
「おい! あいつ追ってきてないだろな」
「多分。でも紳士的だったじゃないですか」
「ナニ言ってるんだ。空手を喰らわすから覚悟しろの、空手五段の仲間を連れて行くから逃がさないとか、脅しのメールしてきたんだぞ。キチガイだ、あいつは」それから、運転手に向かって。「おい、早く出せ」
 坊主頭の小太りの運転手は、助手席の背もたれに左腕を乗せ、振り向くとニヤリと笑った。
「北海道あたりまで、いってよろしいか」
「あ」おれは行き先を告げていなかったことに思い当たった。「岸和田、岸和田の駅でいいですよね」
 おれが尋ねると、先生は声を裏返して怒鳴った。
「バカ、あいつがおっかけてきたら、どーすんだ」
「でも、特急に乗れば20分くらいで、なんばに出られますよ」
 だから、こんなに慌てているのは、電車の時刻のせいではなく、さっきの、あの藤岡という男のせいなんだろう。
「電車待ってる間に追いつかれたらどーすんだ。お前が相手するのか」
「そやったら、春木までいったらよろし、特急は通過やさかい、やり過ごせまっしゃろ」
「そんな、訳の分からんところへいかなくていい。なんばだ、なんばまでやってくれ」
「へえ」と答えて運転手は車をスタートさせたが、走り出してすぐに訊いてきた。「新大阪から、新幹線に乗りまんのやね」
「ああ」
「せやったら、なんも難波で降りんでも、新御堂通って新大阪まで乗ったらよろしやん」
「いいんだよ。なんばで、おれはなんばは土地勘があるんだから」
 それから先生は何度も後ろを確認した。
 4時の新幹線なのだから、なにもこんなにバタバタしなくてもいいのだ。いや、そもそも、その電車だと、確実に東京のイベントには遅刻することになるのだが、まあ、おれが仕切っている仕事でもなし知ったことではない。

参照:唐沢俊一検証blog


          露の干ぬ間(2008/08/29)



             もう秋なのかなあ


 うにゃ

 三兄弟、そろって午睡中。
 わたしの気配を察知して、顔を上げるも、すぐにまたウニャ~。


 1円

 おお、こんなところにもわたしの味方が。
 全商品がHOTになっているだろうと想像されますが、贅沢はいっておられません。

 ポンキッキーズ

 幼稚園? 保育園?
 なんかポンキッキーズを思わせますが、ラブホテルであります。
 こんな意匠なら、若い娘も「かっわい~」とかいって、安心して同伴してくれるでしょう。← 甘い。


         岸和田SH(2008/08/25)



       てなわけで、寸暇を惜しんでのSH

 
 糞犬

 ここ岸和田でも「糞害」は深刻な問題のようでありますな。まあ、だんじりの最中に路上で糞などしていたら、轢死は必定でしょうが。


 
 まだです

 「一生懸命準備中」なんてのに比べて、あっさりしながら実感として伝わって参ります。「自動扉」はなんとかならんのか。「自分で動かす扉です」。

 
 アラカルト

 犬鳴豚。
 
 いるのですなあ。ワンワンと鳴くのかしら。

 野菜類が異様に高いような。
「幻の水ナス」は時価?


         DAICON7 承前(2008/08/24)



 だんじり


 というわけでDAICON7に参加するため、岸和田にいって参りました。アゴアシ自腹、ノーギャラです。

 わたしの出演する企画は、24日の10:00~ですが、企画主催者のマイミク、ノリピーさんと打ち合わせがあるので、前日岸和田入り。
 23日13:00~唐沢俊一が出席する企画があるので、終わった後、少し時間を下さいとメールしておいたんですが、ま、14:15(14:30までの企画)に車を呼んでそそくさとお帰りになりました。
「唐沢さん、藤岡です」
「あ、どーもどーもどーも」
「少し、お話する時間はありませんか?」
「いや、タクシー待たせてあるんで」
 振り向きもせずに去る。分かり易い人だな。

 ノリピーさんと打ち合わせ、本番では話せないようなこと色々。
 夕刻、梅田のジュンク堂にマイミク、伯方雪日さんをお尋ねした。なんか、一番忙しい時間帯に伺ってしまったみたいで、お忙しい所ごめんなさい。
 朝から何も食べていないので、一杯やりながら、何か食うかと新地に赴けば…。
 土地鑑はあるつもりだったのに、考えりゃ20年前のこと、知ってる店は全部なくなっていた、なんとか豆腐と豚肉料理の店に入り(伯方さん、どこか分かりますよね)、ほどほどに呑んでホテルに戻る。

 さて、翌日は朝もはよから岸和田入り。DAICON一色といいたいが、だんじり一色。

 因みにこれがだんじり。

 
 絵


 だんじり激突に備えて、家屋補強中。

 
 2


 電柱も補強。

 
 3

 んでもって、ここが会場の「浪切りホール」です。

 
 浪切り

 こんな具合ですね。

 sf
 

 「浪切りホール」にもだんじりが。

 
 太鼓


 「SFにおける肉体言語の真実」。司会のノリピーさんと今野敏さんのおかげで、無事に進行いたしました。あたしゃ、下らん話ばかりしていたような。

 帰りの新幹線、熱海が大雨で1時間以上遅れ。

 疲れたなあ。明日は会社か…。

(会場で何人かの人から、予告のメールなんか出さないで、急襲すればよかったのにと言われましたが、被害者をクレーマー呼ばわりするような人間ですから、ストーカー呼ばわりされたくなかったんで)


          DAICON7(2008/08/20)



           なんとか調整出来ました。

 ギリギリまでスケジュール調整していたDAICON7ですが、出席の目処がつきました。実は未だ不安なんだけど、ホテルも予約しちまったし、こうなったら行くっきゃない。プロデュースしてくれた大野典宏さんも持病の神経性腸炎を押しての出席だし、もう一人のパネラーは今野敏さんだから、絶対に不義理は出来ません。朝一のコマなんで、当然前日入りです。


      やっととれたよ夏休み(1日)(2008/08/16)



         というわけで、炎天下大笑歩


 家族はそろって軽井沢の別荘(女房の実家の別荘)にいっておる。
 その他にも、今年の夏は、釣の合宿のキャンプの沖縄旅行のバレーの発表会のと遊び捲くっており、ただおれだけが、黙々と働いておったわけだが。


 さて、せっかくの休日だ、さっそくSHと参ろうか。
 パスモのおかげで気楽に電車にも乗れるし。

 山手線某駅で降り、駅前を散策していたら小体な食堂が。ビールでも呑むべいと入店。

 時分時も過ぎ(もともと休んでいるとこも多いしね)、店に客はいない。痩せた親父はTVで五輪柔道観戦中。

 ビールを頼み品書きを見るや、これがかなりの充実メニュー。定食、丼、蕎麦饂飩の他に、100円から50円刻みで単品メニューがある。

 「ハムかつ」を注文。

 ユタカ
 
 こんな按配。ビール550円、ハムかつ250円。ユタカ食堂謹製。


 いい気分になったので歩く。

 
 大樹が黒々と影を落としているのかと思いきや。

 影

 こういう色に塗ってあるのね。意図は不明。


 虎
 
 虎かと思った。「虎刈り」という言葉は最早死語なのかしら。


 ユタカ食堂で見ていた柔道の続きが気になってきた。

 おお、こんなところに蕎麦屋が。

 蕎麦

 盛と冷酒を注文。グッドタイミングで柔道中継中。

 いい気分でいるところになんとも怪しい男が入店してきた。

 小柄な痩せた男で、ポロシャツに半ズボンという軽装。そして、ひやしタヌキ蕎麦を注文したのだが、それを「ダブルサイズ」にしてくれというのだ。注文をとりにきた店員は一瞬迷ったが、厨房に「冷やしタヌキ、蕎麦の大盛り!」と注文を伝えた。

 ダブルとは聞き慣れないし、この店もメニューにしてはいない。男は大人しくTVを見ていたが、気になったのは言葉の端々に妙な訛りがあるのだ。語尾が変に上ずると言うか(昔の山の手の言葉がそうだが、それとも違う)。
 大盛りのタヌキが上がってきたが、案の定「これはダブルサイズじゃないでしょう」とNGを出した。ダブルサイズの発音が妙に本格的。
 洗面器のような器に盛られたタヌキが再登場し、それでOKとなったようだが、おれはハッと気がついた。この男明らかに外国人である。学校でならった流暢な日本語。なんら齟齬をきたしたわけではないが、ダブルサイズのタヌキでおかしな按配となったのだ。
 この男の正体が知りたいがために酒をさらにお代わりしねばったのだが、男は驚くべき健啖振りを発揮してタヌキを平らげるとあっさり帰ってしまった。残ったのは泥酔した初老の男。

 
 線路

 翌日(今ね)デジカメをチェックしたら、こんな線路の画像があった。酔ってどこを歩いていたのだろうか。


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