銚子市立総合病院の診療休止問題を巡り、同市は4日、同病院施設での「銚子市民病院」(仮称)開設を提案している「銚子薬剤師会」(佐藤雅宏代表、45人)に対し、「民設民営を条件に新病院開設を協議する」と文書で回答した。
新病院は薬剤師会会員(31人)や医師(16人)、看護師(53人)ら140人が共同提案者となり、医療関係者や市民からの出資で設立を目指す。市立病院に勤務する医師、看護師らスタッフ約100人が残り、一般・療養・回復期リハビリの各病床(計113床)と外来患者の内科、外科、小児科、整形外科を運営する構想。
一方、市立病院内には10月1日以降、夜間小児急病診療所開設が予定されており、市は「国の通達で同じ施設内に複数の診療所設置は認められていないという課題もある」とも説明した。【新沼章】
毎日新聞 2008年9月6日 地方版