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地域医療の最前線を実感
京都府立医大生、研修終え感想
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地域医療、チーム医療の重要性など実習で学んだ感想を発表する学生たち(舞鶴市行永・舞鶴医療センター)

 6病院に分かれ、医師不足など地域医療の最前線を体験する京都府立医科大生の研修が5日、最終日を迎えた。1日からの病棟実習や救急研修を踏まえ、未来の医師と看護師たちが医療にかける思い、感想を発表した。

 ■舞鶴

 舞鶴市では15人が研修した。救急外来や病棟での実習に加え、開業医の下でも研修を体験。患者に付き添って外来診察を見学したり、民生委員との懇談など市民の立場からも医療現場を見つめた。

 最終日は、国立病院機構・舞鶴医療センターで、1人ずつ感想を発表した。

 将来は地域医療に携わりたいと希望する東京都出身の勝又聡彦さん(29)は「開業医と総合病院など、みんなで連携して住民の健康を守っている意識と使命感を学べた」と述べた。

 府北部各地の実情について、奈良県橿原市出身の米田浩子さん(23)は「地域での高齢化や子どもの少なさを実感した。医師や看護師が、患者さんと家族のように同じ目線でふれ合う様子は地域でこそ学べたと思う」と話した。

 ■福知山

 福知山市民病院では、医学部の5年生10人と、看護学部の4年生12人が、救急外来や手術などの実習を体験した。

 実習を終えた22人は、市内の総合式場での医師らとの意見交換会に出席した。

 地方の病院の長所について、看護学科の藤田亜里紗さん(22)は「医師や看護師は少ないが、互いに意見交換でコミュニケーションが取れていて、雰囲気がよかった」と感想を発表した。

 医師不足については意見が分かれた。医学科の岩井直人さん(24)が「研修制度や働く場としての条件が整えば、地方・都市は関係ないと思う。福知山で働きたいという先輩も多い」としたが、看護学科の足立絢さん(21)は「現在の制度が変わらないと解決しないのでは」と話した。
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