厨房といっても 韓国の中学生の事ではないぞ
中国に出張すると 通訳をかねた秘書が付き添うのだが、外食時は必ず入った店の厨房内のチェックと 食材の確認をして 人間が口に入れる事が出来るか検査しに行ってくれる。 酷い場合は店を出るように我々に言い、店主と口喧嘩になる事も度々だ 秘書の林(リン)さんとの付き合いは7年にもなるのだが 去年はじめて上海で入った店で厨房にチェックに行ったまま しばらくして自分で料理を作り我々に振る舞った程の強者である。 食材に関しても 常に勉強しており日本人に食べさせてはならない物質や野菜の産地 形状などを事細かに検査して、それはもう専門家の域に達している。
その林さんが 別の日本人顧客と中国企業の韓国人がソウルで会合する事になり、先週渡韓したのである 食事の際 林さんは国が違うので、厨房に入る事は遠慮した。 他国では失礼である行為という事を生粋の中国人ではあるが頭の良い彼はしない 古い伝統料理の店で相手の韓国人に連れて行かれた店でもあるので、黙って座っていた 途中トイレに行きたくなり 場所を聞くと敷地内ではあるが一度裏口の外に出なければならない 「扉を開けてギョッとした! 露天の厨房を通りその奥にトイレがあるではないですか、手洗いは無く トイレの出入り口の前で豚のアバラを捌いていて、新聞紙の上に肉が散乱して、地面は油と血でぬるぬるとしていた」「なんだココはお客にこんな姿を見せるのか!」とびっくりした トイレから帰り 日本のお得意様に小声で「この店は出ましょう」「トイレへ行ってみて下さい」と促したが、「まあ林さん、この国もこんなものですよ」と言われて食事を済ませたという。
中国産の野菜や食材を使いあんな衛生状態であるとは夢にも思わなかったし、韓国は中国と比べても田舎食堂クラスだと思ったと電話で笑っていた。 日本に留学した時は自分がホコリだらけの不衛生な人間に思えて恥ずかしかったが、今はそうは思わないですと笑いながら、電話を切った。
中国人が自信を持った1コマである w
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