2008年09月07日(日)
がん 早期発見・治療を 県が27、28日、展示・講演会
がんの予防方法や最新治療を広く県民に知ってもらおうと、県は27日午前10時から甲府・小瀬スポーツ公園で「がん予防展」を、28日午後1時から昭和・アピオで「がん講演会」を開く。3月に策定した県がん対策推進計画の一環で、県は「がんは早期発見・治療で治る病気になりつつある。関心を高め、受診のきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。
県健康増進課によると、がんは1983年から県内の死因一位となっていて、2006年度のがん死亡数は2409人で全死亡数の3分の1を占めた。特に肝がんの死亡率は全国(26・7%)より7・9ポイント高い34・6%で東日本で1位となっている。
予防展は「いきいき山梨ねんりんピック」に合わせて開催。医師や看護師による相談コーナーや乳がんの自己触診コーナーを設けるほか、クイズやパネル展示で予防方法や早期発見・治療の重要性を学んでもらう。
講演会は千葉県がんセンターの滝崇正センター長が「がんから身を護(まも)るために」と題して講演。また荒木裕人県健康増進課長、飯田龍一社会保険山梨病院長、井上慎吾山梨大医学部付属病院第一外科助教がそれぞれ県内のがんの現状や肝がん、乳がんについて解説する。いずれも参加無料。講演会(定員300人)は予約が必要で19日締め切り。申し込み、問い合わせは同課、電話055(223)1497。
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