露鵬、徹底抗戦…白露山、雲隠れ

　幕内露鵬（２８）＝大嶽部屋＝と十両白露山（２６）＝北の湖部屋＝が、抜き打ちによる簡易尿検査で陽性反応を示した件で６日、専門の検査機関でも陽性反応が出た。
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　露鵬が、大獄親方（元関脇貴闘力）、顧問弁護士とともに都内の大嶽部屋の玄関前で緊急会見を開き、あらためて潔白を主張するとともに徹底抗戦の構えを見せた。
　露鵬は「大麻、マリフアナはやったことがない。相撲が大好きだし、秋場所へ向けて一生懸命やりたい」と、秋場所出場の意向を示した。大獄親方も「露鵬を信用している」とした。協会からの電話連絡でクロ判定を知らされたが、発表もないまま速報が流れたことへの不信感も口にした。
　塩谷安男弁護士は簡易尿検査の方法と手続きに不備があったとし、氏名が公表されたことも問題視。今後の対応については「協会と警察の判断を受けて考える」という。協会は今回、違反者が出たらどうするかなどの細かな規定を設けず、２日に尿検体を本人の前で簡単な道具で調べた。陽性の疑いが生じた段階で２力士を特定できる状況だったため、名前を公表せざるを得なかった。
　会見後は３者が日本相撲協会に足を運び、伊勢ノ海親方（元関脇藤ノ川）、友綱親方（元関脇魁輝）、大西祥平教授の再発防止検討委員会のメンバーから事情説明を聞いた。露鵬はＢ検体の検査に同意。大獄親方は臨時年寄総会でも露鵬の弁護に務めたという。
　協会は白露山にもＢ検体の検査を打診したが、姿を見せることもなく沈黙を守ったままだ。