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「スー・チー氏はハンストではない」 ミャンマー警察発表

 【バンコク=三河正久】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏が軍事政権からの食料受給を拒否した問題で、ミャンマーのキン・イー警察長官は7日、首都ネピドーで会見し、「スー・チー氏はハンガーストライキをしていない」と強調した。

 軍事政権側が敵視しているスー・チー氏の動静を会見で伝えるのは極めて異例。軍事政権は、ミャンマー民衆が強く支持するスー・チー氏がハンストしているとなれば反軍政感情が強まると判断し、殊更に打ち消しを図ったとみられる。

 スー・チー氏は8月15日を最後に、軍事政権から食料受け取りを拒否している。同氏が書記長を務める最大野党の国民民主連盟(NLD)は5日、法律の示す範囲を超えて今年5月に自宅軟禁を延長されたことにスー・チー氏が抗議するため食料を拒否しているとの声明を発表していた。(18:18)

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