医師の平均年収は1461万円―キャリアブレイン試算
株式会社キャリアブレイン(本社・東京都港区、吉岡政晴社長)は9月5日、2008年版全国常勤医師の平均年収試算を発表した。同社の人材サービスに登録している医療機関の求人票を基にした試算で、医師の平均年収は1461万円と、昨年の1459万円とほぼ変わらなかった。しかし、1600万円以上の高額年収を提示している求人が06年調査と比べ6.69%減少した。
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08年8月の1か月間に、同社に求人登録していた医療機関の求人票を基に試算した。医師の経験年数別の内訳は、経験5年が1251件、10年が1255件、15年が728件、20年が657件。
経験5年の平均年収は1172万円。経験年数が上がるにつれて年収も上がり、経験10年では1421万円、15年で1557万円、20年になると1695万円だった。こうした傾向は、06、07年と変わっていない。
また、提示年収の分布を06年と08年で比較すると、06年で最も多かったのが1200−1399万円なのに対し、08年では1400−1599万円だった。しかし、1600−1799万円、1800−1999万円、2000万円以上はいずれも減少しており、高収入の提示が難しくなっている状況がうかがえる。
平均年収を地域別に見ると、北海道が最も高く1543万円で、東海地方が1522万円でこれに続く。最も低かったのは近畿の1392万円。最高と最低の差は151万円で、昨年の222万円から71万円縮小した。
更新:2008/09/05 17:54 キャリアブレイン
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