【埼玉】ブラックバス捕獲 外来魚問題考える 名栗湖で試食も2008年9月7日 外来魚問題に関心を持ってもらおうと、県と特定非営利活動法人(NPO法人)「名栗カヌー工房」は六日、飯能市下名栗の名栗湖で、ブラックバスの一種を捕獲したり、試食する催しを開いた。 県内から参加した親子三十四人が、五艇のカヌーに分乗。工房のスタッフらの指導で、ブラックバスの一種のコクチバスが数万匹生息するといわれる同湖の計二十カ所に刺し網を設置。続いて、事前に捕獲されたコクチバスを調理したスープやカレー味のピカタなど六品の料理を味わった。 狭山台南小六年の久永愛莉さん(12)は「軟らかくておいしい。ブラックバスは日本の魚に悪い影響を与えるのでどんどん食べたい」と話していた。午後からは刺し網を引き上げ、六十四匹のコクチバスを捕獲した。 県によると、二〇〇〇年から入間川など県内にある五河川で、コクチバスが生息域を広げており、在来種の稚魚が食べられるなど、漁業や生態系への悪影響が懸念されている。 (山内悠記子)
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