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2008/09/07 11:44 KST
北朝鮮食糧安保は切迫した状況、WFP平壌事務所長


【ソウル7日聯合】対北朝鮮緊急支援プロジェクトに着手した世界食糧計画(WFP)が、北朝鮮は食糧安保面で大変切迫した時期にあり、各国に迅速な支援を約束するよう求めていると伝えた。

 ドマルジュリ平壌事務所長は5日、聯合ニュースの書面質疑に回答を寄せ「WFPは今が北朝鮮の食糧安保に関連し大変緊迫した時期だと評価する。われわれはこの重大な時期に食糧が北朝鮮に伝達されるよう、各国に緊急に支援を約束するよう促している」と述べた。北朝鮮は昨年収穫した食糧の在庫が底をつき、10〜11月の秋季収穫の主品目となるコメやトウモロコシが一般家庭に回る前の「食糧不足期間」にあると説明した。

 韓国がWFPを通じ北朝鮮に支援品を送っても、韓国からという理由で受け取らない可能性については、「過去13年間の支援において北朝鮮が特定国家の支援を拒否したことはない」と答えた。

 ドマルジュリ所長は、過去2年間にわたりWFPの対北朝鮮支援事業には韓国、米国、ロシア、豪州、カナダ、ドイツ、イタリア、スイスなど20カ国近い国が賛同しており、今後もそうした諸国の助けが得られることを希望すると述べた。韓国が賛同する場合は、穀物類、植物性油脂、大豆、栄養強化食品など食品類を調達し供給することになると紹介した。

WFPは先月20日、韓国政府に対し最大6000万ドル規模の対北朝鮮支援財源を公式に要請した。これに対し韓国政府は現在も検討を続けている。