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(c)Solomon Times/Joy Basi

　ソロモン諸島の首都ホニアラで、謎の電話番号「828777」が住民を不安に陥れている―「828777」からの通話は携帯電話と固定電話の両方で確認されており、この6けたの番号表示を見ただけで鳥肌が立つ住民もいるという。一部では、幽霊の仕業だとする声も上がっている。

　この「幽霊番号」に電話すると、毎回異なる通話先につながるという。数回試したというジャック・ディディさんは「1回目は赤ちゃんの泣き声が聞こえる家庭につながりました。2回目は少女が出ましたが、つながった先は静かな感じの場所でした」と語る。

　ソロモン諸島にはそもそも、6けたの電話番号が存在しない。携帯電話も固定電話も番号は通常すべて5けただ。「そのことが住民の恐怖をあおっているのだと思います」とディディさん。

　住民の間では「幽霊が手当たり次第に電話している」とのうわさが広がっているが、ディディさんは「電話回線の異常が原因かもしれません。もしそうならソロモン・テレコム社は早急に対処すべきです」と冷静だ。

　また別の住民からは「もしこれがイタズラなら、本当にバカげていると思います。電話利用者を震え上がらせて何が面白いのかしら」と厳しい声も。「“幽霊”のせいで多くの住民が不安を感じています。関係当局には早く何らかの手を打ってほしい」。

　この件について、ソロモン・テレコム社のコメントは今のところ得られていない。(c)Solomon Times/JOY BASI

　写真は、携帯電話で話をする女性。


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