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09/06-12:33--進む普通車離れ 逆境下活路探る 県内ディーラー ガソリン高騰 軽には追い風

 ガソリン価格高騰が拍車を掛け、消費者の車離れが進んでいる。自動車全体の登録台数も減少傾向で、県内の自動車販売店の多くは、前年割れの苦しい状況が続いている。県内の自動車登録台数は、7月末現在で148万6511台。前年同期から約5300台減った。軽自動車は1万6460台増えたが、普通乗用車は1万6665台減少。軽自動車への乗り換え分以上に落ち込んでいる。岡山日産自動車(岡山市高屋)は、前年度に比べ数%の落ち込みで推移。しかし、低燃費のコンパクトカーやミニバンは好調で、試乗キャンペーンを強化。エコドライブの提案も盛り込み、車離れの防止にも力を入れる。8月末には、同市下中野の都市計画道路沿いに同社としては市内最大級の新店をオープン。「車の良さをアピールし、顧客獲得につなげたい」と巻き返しを図る。ホンダ四輪販売岡山(同市久米)は、6月発売の小型車「フィット」が好調だが、全体では前年割れ。下期は人気車種のマイナーチェンジなどが控え「今が辛抱時。こういう時こそコツコツやらないと」と話す。軽自動車が主力の岡山ダイハツ販売(同市野田2丁目)は、低燃費志向が受け「大きい車からの乗り換えが増えている」と説明。ただ、販売数は前年同期比並みで、車離れの影響もあり、週末の展示会来場者も以前と比べ少なめという。「来店促進の面で何かしら施策の一手は打たないといけない」と危機感を強める。一方、岡山トヨタ自動車(同市大供3丁目)は、逆境の中で7月までの受注ベースで前年同期比7%増の伸び。ハイブリッド車「プリウス」は同60%増と爆発的人気で、納車まで3カ月待ち。9月の値上げを前に受注に拍車が掛かった。新型クラウンも伸びをけん引している。好調の要因について、同社は「点検での来店客へのプラスアルファの提案をするなど会話の時間を増やすよう心掛けている。厳しい時こそ顧客とのきずなが大切」と力を込める。

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