岡山放送局

2008年9月6日 19時14分更新

明治から昭和の絵はがき展


明治から昭和初期にかけての絵はがきの展示会が高梁市で開かれ、戦前の陸軍の演習の様子や高梁川で帆をかけて進む舟の写真などが展示されています。

この絵はがき展は高梁市宇治町の元仲田邸で開かれているもので、8月、仲田邸の蔵の中から見つかった明治から昭和初期にかけての絵はがき200点余りが展示されています。

このうち帆をかけた舟が川を進む様子を写した絵はがきは昭和初期にかけて、高梁川で物資の流通に使われていた「高瀬舟」を写したもので、背景の岸辺に立ち並ぶ白壁の蔵と合わせて当時の雰囲気がよくわかります。

また、明治43年の旧陸軍の演習を写した絵はがきでは6頭だての馬車で荷車を引きながら高梁川の中を進む陸軍砲兵隊の様子が映し出されています。

これらの絵はがきは仲田家の6代目の当主、仲田竹三郎氏が集めていたものと見られると言うことで、高梁市にまつわる写真のほか、鳥取県の大山や東京の浅草の絵はがきなども展示されています。
この絵はがき展は9月いっぱい高梁市宇治町の元仲田邸で開かれています。