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韓国人の海外旅行、大幅に減少

 景気不振やウォン安の影響で、今年7月の海外旅行客数は昨年同期に比べて12.5%減少したことが分かった。海外旅行客の2ケタ台の減少は、アジア通貨危機の影響を受けた1998年以降、今回が初めてだ。

 5日に韓国観光公社が明らかにしたところによると、7月に韓国を訪れた外国人は56万8000人で、昨年同期に比べて7.7%増加した一方、韓国人の海外旅行は113万5000人と12.5%減少した。これまで増加を続けてきた海外旅行客は、今年5月には前年同期比で0.7%減少し、6月にも5.6%減少した。

 下半期も景気回復が見込まれないことから、今年の韓国人による海外旅行は昨年に比べて大きく減少する、と観光公社は予想している。

 一方韓国を訪れる外国人が増加しているのは、旅行会社による積極的な営業で日本人の家族旅行、修学旅行などが増加していることが原因とみられている。観光公社の関係者は、「景気不振で海外旅行を自粛する動きが広まっている一方で、韓国を訪れる外国人が増加しているため、今年は観光収支の赤字が大きく減少するだろう」と予想した。

シン・ウンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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