桜井美春　この夏、人気沸騰のワケ

　なんと、４１歳のグラビアアイドルが登場した！どんなにキモイかと思ったら、少女っぽいカワイさを持つ美人。この夏、雑誌やテレビ、ラジオに登場するや、あっという間に人気者になってしまった。

　その名は桜井美春。先ごろ、バリ島でのロケを終えたばかり。年末には水着全開のＤＶＤを出す予定という。

　そんな美春サンの経歴はいたって普通で、大学卒業後に金融関係などでＯＬをしていた。人生が変わったのは、友人の勧めで冗談半分に応募した「ＳＵＰＥＲ　ＧＴ」のレースクイーンに採用されたこと。ご本人によれば「３７歳なのにサバを読んで２３歳と書いて出したら、通っちゃいました」とのこと。レースクイーンを１年間務め、その後はテレビのエキストラなどをしていた。いまハマってるのはインテリアショッピング。特技は華道で草月流の師範でもある。理想の男は沢田研二とか。ちなみに独身。

　コアなファン層は彼女と同世代の男性のようだが、本人のブログには１０代の女の子たちからのメールも多く届いているそう。「営業らしい営業をしていないのに、メディアの取材依頼が増えています」と所属事務所のスタッフも驚くほどだ。

　最近、３０代後半〜４０代前半の美人系熟女が人気で、ヌード写真集は根強い人気だ。お笑い芸人の友近（３５）や「グー」のエド・はるみはともかく、元祖アイドル・松田聖子や菊池桃子、新田恵利ら２０年前のアイドルのカムバックもある。

「日本社会の高齢化と関係があるかもしれないですね。５０、６０代は今の若いアイドルの区別がつかずついていけないが、３０過ぎの美人系なら何とか分かる。熟女アイドルの登場は、高齢化社会の証明といえるでしょう」（芸能評論家）

　そのうち、５０代初の水着アイドルも出現？　それは勘弁して欲しい。

（日刊ゲンダイ2008年9月3日掲載）