なにげに第7波ビラを作りました。
一般向けのビラになります。
テキストでもUPしておきます。
スマイルサービスの逃げ得を許すな!
悪徳不動産会社を追及する大きなうねりを!
スマイルサービスって?
㈱スマイルサービスは、新宿区西新宿7-10-19 西新宿ビル1Fの小滝橋通り沿いにある不動産会社で、主に都内にあるワンルームマンションの入居者の募集や契約を扱っています。JR中央線沿いに、ピンク色の派手な看板を出しているのでご存知の方もあるかもしれません。
この会社が扱っている物件は、敷金ゼロ礼金ゼロのいわゆる「ゼロゼロ物件」と呼ばれるもので、通常であれば、敷金礼金や仲介手数料を取られるのに比べ、入居時の初期費用を格段に安く設定しているのです。そのためか入居するのは、主にフリーターや外国人、仕事を失った人などが多いようです。スマイルサービスは、そのような社会的立場の弱い人間との情報格差や経済格差に付け込んだ「貧困ビジネス」で、違法な利益を上げていました。
また、このことは、AERA(2008年7月7日号)や朝日新聞社会面(2008年7月17日朝刊)など各メディアでも報道されています。
家に帰ったらドアが開かない
スマイルサービスの被害では次のような事例があります。
終電で自分の家に帰ってきたら、ドアが開かない。その代わり、ドアには「鍵交換をしました。至急ご連絡ください」という一枚の紙切れが挟まっているだけ。仕方なく大きな駅まで歩き、ネットカフェで夜を過ごす。そして、翌朝また仕事へ向かう。家賃支払い期日を数日遅れただけで、自分の家であるにも関わらず入ることができない、荷物もそのままであるのに。数日後金がたまって2万円ほどの違約金を含めて支払いをし、やっとのことで新しい鍵をもらい家に入った。
あるいは、このような事例もあります。
家賃の支払いが数日遅れてしまったがために、鍵を交換され入居できなくなった。業者と連絡をとるも「違約金を含めてすぐに払わないと入れない」「家賃を払わないお前が悪い」と罵倒され、数週間後には、そのまま荷物も撤去され処分されてしまった。日用品はもちろん、預金通帳や印鑑、持病の薬、思い出のある写真や記録など、すべてを失った。
激しく動揺する相手企業
スマイルの契約の特徴は、賃貸借を認めず施設付き鍵利用契約であるとし、一日でも賃料支払が遅れると鍵を交換し、家賃の30%以上もの違約金を請求する内容でした。スマイルサービスは、一度契約するとそれがどんな契約であっても、守らなければならないとか、契約に書いてある以上なにをされても仕方がない、といった入居者の法的無知に付け込み、取れるはずのない違法な利益を上げていたのです。
このような契約は無効となり、実態として居住空間であることは明らかなので、賃貸借契約は認められ借家人を保護する借地借家法が適用されると考えられます。さらに、違約金についても、上限を定めた消費者契約法9条2項で無効になります。
これまで、私たちは数度にわたる入居者に対してのビラ撒き行動、入居者に同行した違約金返還交渉、弁護団と連携を取った被害110番などを行ってきました。また、消費者センターのあっせんや、テレビや雑誌、新聞報道により、相手企業はここ数ヶ月で数度も根本的な契約を変えてくるなど、激しい動揺を見せています。
重要な局面を迎え緊迫する情勢
相手企業はここにきて様々な攻撃を加えてきています。私たちが、店頭情宣した際には、即座に110番通報することで警察の導入を図り、さらには、ビラ入れに対しても110番通報することで妨害し、また、スマイルを追及するHPサイトへの閉鎖攻撃を仕掛けてきました。
スマイルは8月になって定期借家契約への変更を突如発表し、今後、現居住者への切り替えを図ってくると予想されます。これからは被害当事者による裁判も次々と始まり、スマイルサービス闘争は、重要な局面を迎えています。
私たち「スマイルサービス闘争を支援する会」は、被害者と弁護団による裁判への支援はもちろん、いまだなされていない違約金全員返還など一人の泣き寝入りも許さない被害回復を目指しています。また、住まいは人としての基本的な人権であることを根底に、定期借家制度の撤廃や、住宅行政の拡大を求める運動を担っていくことを考えています。
どうぞ、今後とも「スマイルサービス闘争を支援する会」の活動に、ご注目とご支援のほどよろしくお願いいたします。