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【衝撃事件の核心】北の女スパイ その切り札は「魅惑の媚薬」 (4/4ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
韓国紙の報道によると、元被告は01年ごろから北朝鮮産品を輸入・販売する貿易会社を経営。天宮百花を1瓶4万ウォン(約3880円)で販売して工作資金に充てていたという。
韓国軍将校や国家情報院のエージェントを抱き込む際にもこのクスリで気を引いていたという。
この媚薬は、カプセル状の錠剤で、ふたを開けると表に朝鮮語、裏には英語で記された添付文書がある。「朝鮮保健省 シリア保健省 ジンバブエ保健省登録済み」とあり、登録番号もふられている。
効能は「内分泌代謝と血液循環を促進し、神経活動を正常化し、男女の性機能を速い速度で高め、欲情を起こすようにし、老化を軽減させます」とあり、さらに「前立腺障害、耳鳴りの症状があるとき、そして、更年期の女性も良いでしょう」と効能は幅広い。
製造元は朝鮮富強(プガン)製薬(平壌市普通江区)。関連企業とみられる朝鮮プガン貿易会社は、大量破壊兵器開発と関係が疑われるため、平成18年に日本政府の金融制裁の対象リスト企業に指定されている。
製造元をみても、この媚薬が元被告に与えられた「スパイ7つ道具」のひとつのアイテムだったことが浮かび上がる。