農薬やカビ毒で汚染された事故米が食用に不正転売された問題で農林水産省は6日、不正が発覚した三笠フーズ(大阪市)以外の事故米の購入業者に対して一斉緊急点検を実施することを決めた。
点検対象は2003年度以降に事故米を購入した16社。8日以降、各地の農政事務所を通じて調査に入る。事故米は食用以外に用途が限定されており、緊急点検では決められた用途が守られているかどうかなどについて各社の取引経路を追跡し、転売先まで含めて厳密にチェックする方針。
また、同省は再発防止のため、事故米の販売や流通に関するシステムを見直す意向だ。〔共同〕
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