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【コラム】 トンボに指先グルグルは本当に効くのか!?

暑さのピークも過ぎ去り、秋の訪れを感じる季節です。ふと見上げると、夕焼けの空に群れをなして飛んでいるアカトンボ。子どものころ、必死になって追いかけまわしたという人もいるのでは? そういえば、よく「トンボの目の前で指をぐるぐる回すと捕まえることができる」なんて聞くけど、それって本当? 『トンボの不思議』(どうぶつ社)の著者、新井裕さんに聞きました。

「昔からよくいわれている採取法ですが、私は、その方法でトンボを捕まえたことは一度もありませんね。ただ、アキアカネなどのアカトンボの仲間は、人間に対して警戒心が薄く、目の前で指を回すと、つられて頭部を回すことがあるんです。ですから、指に気をとられている隙に、背後から捕獲することはできないこともないでしょう。ただ、オニヤンマのような警戒心の強いトンボは、指を近づけただけで逃げてしまいますよ」

トンボは目を回してるわけじゃないけど、ちゃんと指を見てるってことなんですね。

「そうですね。どんなふうに見えているのかは、トンボに聞かないとわかりませんが、動かないものは見えにくいようです。トンボの目は複眼と呼ばれ、個眼という小さな目が1万〜2万5000個集まってできています。さらに、頭のてっぺんには、複眼とは別に単眼と呼ばれる目があり、そこで明暗を感知しています」

色を見分けることはできるんですか?

「できますよ。メスを糸で縛った状態で飛ばして、オスがメスに飛びついてきたところを捕まえる“おとり法”と呼ばれる採取方法があります。ギンヤンマのオスの腹部は水色、メスは黄緑色をしているんですが、オスの腹部を葉っぱの汁などで黄緑色に塗ると、メスと間違えてほかのオスが飛びついてくるんです。このことからも、トンボが色を判別していることがわかりますよね」

じゃあ、さっそく“目回し法”と“おとり法”を使って、トンボを捕まえてみようかな。

「でも、実際は…どちらの方法もかなり難しいと思いますよ。とまっているトンボにギリギリまでゆっくりと近づき、虫取り網をすばやく振って捕まえるのがベストですね。都内でも、産卵場所となる水辺のある公園などには、シオカラトンボやアキアカネなど、多くのトンボが生息しているので、ぜひ見つけてみてください」

この秋は、童心にかえって、トンボと戯れてみるのもいいかもしれないですね。
(R25編集部)

トンボに指先グルグルは本当に効くのか!?の詳細情報はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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