山梨日日新聞:2008年09月05日 |
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富士スバルライン 斜面土砂崩落で通行止め 撤去、二次災害防止作業行う
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 4日午後零時半ごろ、鳴沢村の富士山有料道路(富士スバルライン)2−3合目区間で、道路脇の斜面が崩落しているのを通行人が見つけた。連絡を受けた富士山有料道路管理事務所は同道を全線通行止めにし、土砂の撤去作業や二次災害の防止作業を行っている。
現場は富士スバルライン料金所から富士山側に11キロ上った地点。同事務所によると、下り車線側の高さ約8メートルの斜面が、幅8・5メートルにわたって崩れた。斜面には防護用のネットが設置されていたが、最大で直径約1・5メートルの岩が道路上に複数落下した。
同事務所は午後零時40分から通行止めにし、土砂の撤去作業を開始。5合目からの下山者の車を通行させながら、二次災害に備えて土のうを設置するなどした。5日午前中には片側交互通行が可能になる見通し。
現場付近は8月中旬から断続的に大雨が降ったといい、同事務所は「雨により地盤が緩んだ可能性が高い」としている。
【写真】路上に落下した土砂を取り除く職員ら=鳴沢村の富士スバルライン |
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