MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

ニュース: 事件 犯罪・疑惑事故・災害裁判写真RSS feed

農薬汚染米食用転売 三笠フーズ社長が指示認める 二重帳簿偽装も (1/2ページ)

2008.9.6 11:25
このニュースのトピックス食の偽装
会見で頭を下げる冬木三男社長=6日10時55分、大阪市北区(撮影・早坂洋祐)会見で頭を下げる冬木三男社長=6日10時55分、大阪市北区(撮影・早坂洋祐)

 大阪市北区の米粉加工販売会社「三笠フーズ」が有機リン系の殺虫剤メタミドホスが基準値を超えて検出されるなどして用途が工業のりに限定された「事故米」を食用と偽って転売した問題で、同社の冬木三男社長(73)が6日、大阪市内で記者会見し「私の指示でやらせた。転売は5、6年前から始めた」と説明。工場がある九州事業部(福岡県筑前町)の独断としていた5日夕の公式説明を一転させ、会社ぐるみの不正転売を認めた。

 会見には冬木社長のほか、弁護士ら3人が出席。冬木社長は固い表情で「すべて私の責任です。世間にご迷惑をおかけして申し訳ございません」と陳謝した。

 不正転売を始めた時期について「記憶が定かでないが5、6年前から私の指示で行っていた。経営が苦しくついやってしまった」と説明。事故米の相場は1キロ10円台で通常の加工食品用の米と比べて5分の1の安さとされ、「利ざやを稼ぐ目的だった」と述べた。事故米を食用で使うことの危険性については「認識していた」と話したが「販売先は言えない」としている。

 同社幹部は5日夕の時点で、九州事業部の前部長か現場レベルの独断で転売したと説明していた。この点について冬木社長は「隠蔽(いんぺい)の意図はない。私が現場と直接やりとりして指示していたので、本社の担当者は知らなかった」と釈明した。

このニュースの写真

会見で頭を下げる冬木三男社長=6日10時55分、大阪市北区(撮影・早坂洋祐)
会見で入室直後から頭を下げる冬木三男社長=06日10時54分、大阪市北区(撮影・早坂洋祐)
会見に出る木三男社長=06日10時53分、大阪市北区(撮影・早坂洋祐)
事故米を使用した三笠フーズの会見で入室直後から頭を下げる冬木三男社長=6日午前10時53分、大阪市北区(早坂洋祐撮影)
会見中、険しい表情を見せる三笠フーズの冬木三男社長=6日午前11時35分、大阪市北区(恵守乾撮影)
会見中、険しい表情を見せる三笠フーズの冬木三男社長(左)=6日午前11時7分、大阪市北区(恵守乾撮影)
会見中、何度も謝罪する三笠フーズの冬木三男社長=6日午後0時13分、大阪市北区(恵守乾撮影)
会見中、険しい表情を見せる三笠フーズの冬木三男社長=6日午前11時35分、大阪市北区(恵守乾撮影)
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。