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2008/09/ 5

絶対ハッピーエンド

非常に楽しい宮崎の夜は大浴場の水風呂でキャッキャと騒ぎ、その28歳に対する周りの大人の視線の冷めようたるや水風呂どころの冷え方ではなかった。とにもかくにも宮崎地鶏の旨さの余韻が残る中、翌朝東京に戻ってくる。

ジョギングをしてシャワーを浴びたらいい時間。早々に着替え、車を飛ばす。向かうは東京メディアシティー。TMCと呼ばれるそのスタジオは、湾岸スタジオができるまでの数年間、『はねるのトびら』の収録現場であり、久しぶりにそこの空気を吸ってきたのであります。

今日は特番の収録。キングコングでは普段あまりやらない感じの内容の番組で、それがまた勉強になり楽しかった。司会はボクらと小倉智昭さんの珍しいスリーショット。小倉さんが喋る度に安心する、司会者とはこういうことなんだと思った。スタッフさんはもちろん、ゲストに来ていただいた大勢のタレントの皆さんに助けていただき、どうにかこうにか。中でもブラックマヨネーズさんには何度も何度も。デビュー当初、ガブンチョライブの頃からずっとこの調子。とっとと自立せねばと思う。反省。

収録終わりに車を飛ばし、向かうはラジオ局。気づけばもう7年半も続けている『キングコングのほにゃらじお』の収録。ちなみにタイトルの由来は「~(ほにゃ)らじおがいいね」という意見が最初に上がり、「~」に入る言葉を皆で考えるが、面倒くさくなり『ほにゃらじお』・・適当なタイトルだ。軽く渋滞に巻き込まれた高速を走る車の中で、猛烈な睡魔に襲われる。少し疲れているのか。ほっぺを叩きながら無事に到着。梶原と二人でフリートーク30分を2本。コーナーも何もない。よく続いているなぁ。

ラジオ終わりは一旦自宅に車を戻し、特番でお世話になったスタッフさんと呑み。話は特番収録のことから、次の舞台『グッド・コマーシャル!』に流れた。「今度のプレ公演、観に行かさせて」と言われ、それでも楽しんでもらえるという条件付きでストーリーをお話した。これだけはここでもハッキリ言えるけれど、今度のお話もハッピーエンド。というよりも、これからもずっとそうだと思う。お客さんにはニヤニヤした顔で帰ってもらいたいし、なによりハッピーエンドの方が作るのが難しいと思うから。これに関して、今のボクは絶対にそう思う。「あ、逃げたな」という終わり方をするお話、山ほどあるもん。そんなモノは作りたくないね。10月22日にあるプレ公演に関しては大々的な告知はしない。限定50人だしね。ひっそりとやって、キッチリとハッピーエンドで締めようと思います。

朝方6時過ぎ、トータルテンボス藤田氏から酔っ払い電話がかかってくる。こちとらかなり眠い状態ではあったが悔しいが相手は先輩、しぶしぶ応対する健気な後輩西野。藤田氏からの電話の内容はこうだ。

「はねるのトびら、キンコンヒルズ・・あなたがやっている各番組のプロデューサーさんにゲストで私を呼ぶようにお伝えください。ゲストに呼ばれるその日まで、かなりの頻度でこの時間にお電話させていただきます。西野君の体調面を考えてもそれは辛い感じになると思います。では失礼します。」

・・アイツ死んでくれないかな。この際、ハッピーエンドなんてどうだっていいよ。死ね、藤田。