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韓国軍:F-15K、2年で故障1200件

 空軍の最新鋭戦闘機であるF‐15Kが、導入1年目の2005年10月から昨年末までの期間に、1200件以上の故障が発生していたことが明らかになった。また導入から丸2年が過ぎた現時点でも故障が相次いでおり、F‐15Kの機体の性能そのものに問題があるのではないかとの指摘もなされている。

 防衛事業庁は29日、「2005年10月から07年12月までに、米国から搬入された34機のF‐15Kで起こった故障の件数は、全体で505種1200件」であることを明らかにした。修理に掛かった費用を計算すると、合計でF‐15K1機に匹敵する1000億ウォン(約100億円)以上に達するという。部品の交換に800億ウォン(約80億円)以上、修理を行うための機械の購入に250億ウォン(約25億円)以上、さらに修理に必要な工具の購入に1億ウォン(約1000万円)以上が掛かった。

 この問題について、防衛事業庁とF‐15Kを製造するボーイング社との間で締結された「F‐15K導入から2年間の無償修理または現物での補償」に関する合意により、韓国軍が修理費用を負担することはなかった。

 しかし米国側が補償するのはF‐15Kの導入からわずか2年に限られており、期限が過ぎた戦闘機で故障が発生した場合には、韓国側が費用を負担しなければならない。防衛事業庁側は「飛行の際の安全に影響を及ぼすようなエンジンの故障はなかった。全体で220万個の部品の中から1200件ほどの故障が発生したというのは、比率からみればほかの兵器で発生する平均の故障率よりは低い」と述べた。

ユ・ヨンウォン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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