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ページ更新時間:2008年9月5日(金) 17時35分
「こんにゃくゼリー訴訟」が和解
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去年3月、こんにゃくゼリーを喉に詰まらせて死亡した小学生の両親が、製造メーカーと伊勢市を相手に、損害賠償を求めていた裁判で、5日、和解が成立しました。
この裁判は、去年3月、三重県伊勢市の学童保育所で、村田龍之介くん(当時7歳)が、おやつとして出されたこんにゃくゼリーを喉に詰まらせ死亡したもので、両親が商品を製造したエースベーカリーと学童保育所を運営する伊勢市を相手に、総額およそ7500万円の損害賠償を求めていました。
当初、被告のエースベーカリーと伊勢市は、いずれも責任はないと裁判で争ってきましたが、5日までに和解を受け入れる姿勢に転じ、和解が成立しました。
母親の話:「龍之介の死を少しでも何か役に立つようにという点で、一歩になったと」
和解内容には、数千万円の賠償金の支払いに加え、今後エースベーカリーがこんにゃくゼリーの新商品を販売をしないことや、発売中の商品には警告を表示することが盛り込まれています。
また伊勢市との間では、学童保育所に十分な数の指導員を確保するなど、事故の再発防止に努めることで合意しました。(5日17:17)