発癌物質等含有”輸入米”大阪の業者が食用に横流し
農薬の「メタミドホス」などが含まれているため農林水産省が工業用として販売した米を、大阪市内の業者が食用として横流ししていたことが明らかになりました。
農林水産省によると、大阪市の米加工販売会社「三笠フーズ」は2003年から2008年にかけて、工業用のノリを製造するなど食用以外に使用する条件で輸入米約1780トンを購入しました。このうち、発がん物質が含まれたり、農薬のメタミドホスが基準の5倍に及んだりした米、合わせて300トンを食用としてブローカーに横流しし、食品会社や焼酎製造会社に転売されたとみられています。詳しい流通経路は調査中ですが、今のところ健康被害は報告されていません。