防衛白書での独島領有権記載、政府が即時是正を要求
【ソウル5日聯合】外交通商部は5日、日本政府が独島を自国の領土とする主張を盛り込んだ2008年版防衛白書を閣議で議決したことに対し、遺憾の意を示すとともに即時是正を求めた。同部の文太暎(ムン・テヨン)報道官は論評を通じ、「日本政府が防衛白書で独島を日本の固有領土と記述していることに強く抗議し、日本政府が即座に是正措置を取るよう要求する」と述べた。日本政府が中学校社会科の新学習指導要領に独島関連の記述を載せたのに続き、防衛白書でも独島を日本領と主張したことを強く遺憾に思うと強調した。
続けて、「独島は歴史的・地理的・国際法的に明らかな韓国の固有領土であり、政府は韓国の独島領有権を棄損しようとするいかなる試みにも断固として対処していく」と述べた。外交通商部は同日午後に駐韓日本大使館の高橋礼一郎総括公使を呼んで抗議の意を伝える予定だ。
一方、国防部も同日、この問題について日本大使館の上ノ谷寛防衛駐在官(1空佐)を呼んで抗議する考えを明らかにした。