経営難に陥っている栃木県の病院を退職した看護師らが、「退職金の一部が支払われていない」として、病院側を提訴しました。
「退職される方に対して、退職金の金額の支払いが出来ないということも、我々、一方的に通告されて参りました」(栃木県厚生連労働組合)
訴えを起こしたのは、栃木県厚生農業協同組合連合会が経営する病院を、今年3月に退職した看護師や薬剤師など34人で、「退職金の3分の2が支払われていない」として連合会を提訴しました。
連合会は「病院の移譲先が決まりしだい、退職金の不払い分を支払う」としていますが、移譲先のメドは立っておらず、支払われる見込みもないということです。
訴えに対し、連合会は「訴状を見るまでコメントを差し控えたい」としています。(05日18:32)