東播磨
耳鼻科の入院、手術休止 西脇市立西脇病院
西脇市立西脇病院(下戸田)の耳鼻咽(いん)喉(こう)科の常勤医師が九月末で退職することが、四日までに分かった。手術と入院が原則休止となり、週四日実施している外来診療は週二日へ縮小する。一方、外科の常勤医一人も九月末で退職となり、同病院の常勤医は過去最少の三十七人体制となるという。(篠原佳也)
耳鼻咽喉科では二人いた常勤医のうち一人(61)が今年春に退職した。その後の外来は、常勤の桂弘和医師(30)が月、水、金曜、非常勤医師が木曜を担当してきたが、桂医師が九月末で兵庫医科大学に引き揚げることになった。
十月一日からは、二人の非常勤医師が火、木曜に外来を行う。手術や入院は「原則的には神戸大学病院など他病院を紹介することになる」。現在の入院患者については「転院のケースもあるが、引き続き入院できるよう努めたい」としている。
一方、現在六人が勤務する外科医の一人も、九月末で神戸大学に戻る。西脇病院は一月、質の高いがん診療を提供する厚生労働省指定の診療連携拠点病院に、北播磨では初めて選ばれただけに退職は痛手となるが「患者への影響はほとんどない」とする。
今後は「耳鼻咽喉科、外科とも、常勤医増員に向け、引き続き努力していく」と話している。西脇病院TEL0795・22・0111
(9/5 11:44)