呉市は、救急出動要請の増加に対応するため、救急車が未配備の東消防署阿賀(同市阿賀中央3)と、西消防署本通(同市本通8)両出張所を統合、同市阿賀北4の旧国道185号沿いに新出張所を整備する。運用開始は10年4月の予定。
新しい出張所は、両出張所のほぼ中間点に位置する市立原小敷地の一部約520平方メートルを活用して鉄筋2階建て約400平方メートルを建設する。救急車、ポンプ車、小型動力ポンプ積載車各1台を配備し、所員は10人を配置、仮眠室も設ける。
両出張所管内の現在の年間救急出動は約400件で、東西両消防署で対応しているが、新出張所の整備により、現場到着時間が5分以上短縮できるという。【牧正】
毎日新聞 2008年9月4日 地方版