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風俗店店主ら「接待・賄賂を受けた警察官を暴露する」

 ソウル市東大門区長安洞にある私娼街に対する東大門警察署の取り締まりが1カ月以上続いていることから、この地域の業者たちが「今後も厳しい取り締まりを続けるなら、これまでわれわれから賄賂(わいろ)を受け取ったり女性の接待を受けた警察官のリストを公開することも検討する」と反発している。

 この地域であんま施設や休憩所などを経営するおよそ40人の店主は、今月2日から4日にかけて連日対策会議を開き、警察による取り締まりへの対応について話し合いを行った。会議の参加者が4日に明らかにした。

 この会議に参加したある業者は、「われわれから女性による接待や賄賂を定期的に受けた警察官も数多い。これらの警察官の氏名や賄賂の額、訪れた日時などを記録したリストがある」と主張している。

 会議に参加した別のある業者は、「長安洞で働く女性たちは2000人以上、従業員も600人以上いるが、警察は別の地域に対しては便宜を図りながら、長安洞の業者に対する取り締まりばかり行っている。われわれを追い詰めるのなら、こちらもリストを公開するしかない」と述べた。

 さらに別の業者も「自分が持っているリストには、現在警察庁や市警(ソウル地方警察庁)勤務の出世組もいる。これを公開したら警察内部で大問題になるはずだ」と主張した。しかし、この業者はリストを提示することはなかった。

 しかし個別の業者がリストを保有しているわけではなく、店にたびたび顔を出しては賄賂を受け取っていた警察官のリストをこれから作成する計画だという。

 これについて東大門警察署のイ・ジュング署長は、「リストを公開すると脅迫し、警察による取り締まりから逃れようとしているに過ぎない。リストを公開するかどうかに関係なく、最後まで取り締まりを続ける」と語った。

チョ・ベッコン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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