4日午前9時過ぎ、戸田市戸田公園、戸田競艇場のボートコース水面にコイ科の大型魚ハクレン(体長1メートル37センチ、体重37キロ)が腹を上にして浮いているのを職員が見つけた。競艇場では「1メートルくらいの群を目撃したという話はあったが、こんなに大きなのは初めて」と話している。
ハクレンは栗橋町付近の利根川で初夏の産卵時に集団で空中跳躍することで知られている。コースから引き上げられたハクレンは特徴ある発達した下あごと顔の下の方に付いた目がはっきり。同コースは昭和40年代に発生したアオコ除去のためハクレンを放流しており、市は「エサに恵まれ、大きく成長したのではないか」と話している。【森国郎】
毎日新聞 2008年9月5日 地方版