松戸にいきたがっているようです。
僕は思いました。松戸でやばい取引があるのだと！！
ここは反対方面の電車を教えて取引を台無しにしてやるべきか、正しい電車を教えてあげるべきか迷いました。
反対方面の電車だと教えた場合、僕と同じ電車に乗る事になり非常に気まずいし、
また最近は繁華街ではあまりいかがわしい取引をしなくなったとも聞いていたので、
松戸行きの電車を教えたほうがいいと判断しました。
この間わずか０．５秒です。
さて反対側のホームを案内しないといけなくなったわけですが、言葉が通じません。
が、横文字を一切使わず、ジェスチャーとフン！！フン！！ホッ！！だけで、
以下の内容をすべて表現しました。
「いいえ、この電車は松戸行きではありません。この電車は代々木上原行きです。
真逆の方向にいきます。もしあなたがこの電車に乗ったなら、
あなたは待ち合わせに間に合わないでしょう。そして信頼を失うでしょう。
信用を失うだけならまだしも、出入国管理局に
密告され強制送還されるかもしれません。
そうなったら仕送りで生活してるあなたの家族はどうなるんですか！！？
そもそも家族とは距離が離れていても云々…。とにかく、
あなたが乗るべき電車は反対側のホームにくる電車です。
では反対側のホームへの道のりを教えましょう。この階段を降りると左側に
階段があるので、その階段を登って右手の電車が松戸行きです。
それに乗る事によってあなたの人生は云々・・・。」
ジェスチャーはホームどころか言葉の壁も越えました。
また、単なる道案内にとどまらず、友情、家族の絆はては人生についても
語ることができ、時間的壁も越えることができました
評価×××××
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