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【長野】

スズメバチがペタリ 退治に粘着シートの利用勧める

2008年9月5日

ネズミ捕り用の粘着シートに捕まったオオスズメバチ=伊那市で

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 意外なモノで楽々スズメバチ退治−。伊那市の養蜂(ようほう)業小松実治さん(76)が3日夕、知人宅のミツバチの巣を襲いに来たオオスズメバチを、ネズミ捕り用の粘着シートで撃退した。「一番安全で安上がり」と利用を勧める。

 小松さんにミツバチの“救助”を求める一報が入ったのは、午後5時すぎ。駆けつけた時にはかみ殺された数千匹のミツバチが山となっていた。巣の入り口付近にずらりと並ぶオオスズメバチの1匹をつかみ粘着シートに付けると、仲間が次々と飛んできてシートにぺたり。10分ほどで13匹が捕まった。

 自分からシートに来る理由は「仲間を助けようとしているのかも。不思議だよ」と小松さん。ミツバチの全滅を防ぎ「明日も来るかもしれない」と警備に余念がなかった。

 (荒井隆宏)

 

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