川島なお美(右)の肩を抱き、ごきげんでピースサインの浜田幸一氏だったが…=東京・有楽町
奔放な発言で知られる政治評論家の浜田幸一氏(79)が「子供を産まない女性は国家に必要ない」と暴言をはいた。1日、都内で行われた映画「幸せの1ページ」(6日公開)のトークイベントに女優・川島なお美(47)とともに出演した浜田氏は、幸せになるためのアドバイスを求められただけなのになぜか、とんでもない失言。川島はもちろん、司会者や会場の観客までドン引き。浜田氏はご機嫌で会場を後にしたが、今後波紋を広げることになりそうだ。
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歯にきぬ着せぬハマコー節があらぬ方向へ暴走した。
婚約者でパティシエの鎧塚俊彦氏(42)と来年6月に挙式を控え、幸せいっぱいの川島に司会者が「幸せになるためのアドバイスを」と質問した時だった。浜田氏は川島を見つめ何を思ったか「あなたは子供を産まなさそうだね。3人以上子供を産まない女性は国家にとって必要な女性じゃない」と放言してしまった。
それまでおのろけトーク全開だった川島は一瞬絶句。かろうじて「じゃあ三つ子を産むようにします」と大人の対応で切り返したが、会場の雰囲気は一気に冷え込んでしまった。
少子化を憂いての発言だったのかもしれないが、ほぼ女性で埋まった約30人の観客はドン引きだった。
浜田氏は映画のタイトルに「幸」、「1」が入っていることに引っ掛けてゲストとして呼ばれた。「名前で呼ばれただけなんで最初はお断りしたんです」と最初は乗り気ではなかったが、トークが進むと次第に熱が入っていった。
映画はジョディ・フォスター(45)演じる小説家が1人の少女との出会いをきっかけに人生が一変するというストーリー。「偶然の出会いが人を幸せにする。素晴らしいじゃないか」と絶賛していたが、この日初めて会った川島には幸せどころか、後味の悪い思いをさせていた。