18年間放置されている旧橘ホテルの再開発業者に選ばれた和多屋別荘の小原社長が、4日、宮崎市を訪れ、津村市長や地元住民と会談しました。会談の後、記者会見に臨んだ小原社長は、年明けにも解体工事に着手し、平成22年の春までに、営業を始める考えを明らかにしました。旧橘ホテルの受け皿企業に選ばれたのは、佐賀県嬉野市の温泉施設「和多屋別荘」です。4日は、和多屋別荘の小原健史社長が宮崎市役所を訪れ、津村市長に再開発計画などを説明しました。(津村市長)「青島のブランドを高めて、そして、その波及効果で、周辺のホテルにも、お客が増えるような仕掛けが、興味深い提案だった」この後、小原社長は、土地を所有する折生迫財産区の代表と会談し、青島の活性化に、全力を挙げることなどを約束しました。(折生迫財産区・吉永征一議長)「積極的に青島を開発したいと。自分の所も総力を挙げてやりたいということですので、いいんじゃないかと思う」続いて記者会見に臨んだ小原社長は、再開発にかける決意を力強く述べました。(和多屋別荘・小原健史社長)「岩切章太郎先生が、現代日本観光の基礎を(築いた)、オリジナルの場所ですから、幽霊屋敷は絶対だめだと思っていて、みなさんの理解と九州の有力企業の支援を受けながら、頑張りたいと思う」小原社長は、年明けにも解体工事に着手し、平成22年の春までには、営業を始めたいとしています。
新富町の新田原基地で行われていた日米共同訓練は、4日で、3日間の日程をすべて終えました。4日の訓練には、アメリカ軍の沖縄県嘉手納基地所属のF15戦闘機2機と、新田原基地所属のF4戦闘機3機が参加、空中戦を想定した訓練が、四国沖の空域で、1時間程度行われました。訓練は、4日で3日間の日程を全て終了し、九州防衛局によりますと、今回の訓練で、事故などのトラブルはなかったということです。(18航空団第67戦闘攻撃中隊マイケル・ビーボゥ中佐)「とても有意義で成果があった。航空自衛隊は我々と異なった戦術を持っていて、学ぶことがあったし、我々からも戦術を教えることができたと考えている」新田原基地での訓練は、去年9月と今年2月に続き3回目で、訓練の移転先となった全国6か所の基地の中で、最も多い訓練回数となっています。日米共同訓練は、今年度中に、あと8回程度行われることになっていますが、新田原基地での訓練は、未定だと言うことです。
8月、東京で開かれた民謡の全国大会で、優勝と準優勝に輝いた、日南市のきょうだいが、谷口市長に喜びの報告です。市役所を訪れたのは、優勝した、日南学園中学校1年の桑水流里帆さんと、準優勝した、潮小学校5年の知昭くんです。一緒に訪れた里帆さんの双子の姉、里名さんも、小学校時代に優勝しており、地元では、「民謡三きょうだい」として有名だということです。3人は、7年前から民謡を始めていて、将来が期待されています。
9月4日は、語呂合わせで「くしの日」です。宮崎市の美容専門学校では、くしに感謝するくし供養がありました。4日は、古くなったクシやブラシ、約500本が集められ、学生の代表らが、神前に玉串を捧げて、感謝の気持ちを表しました。このあと、学生たちは、ロッドを素早く正確に巻く「ワインディング」の千本巻きに挑戦し、意欲を新たにしていました。
子どもたちに郷土の歴史を学んでもらおうと、都城市では、古墳をテーマにした企画展が開催されています。「都城盆地の古墳の魅力」展は、5世紀から6世紀の古墳時代をテーマにしたもので、会場の都城歴史資料館には、市内の古墳から出土した、装飾品や土器、それに武器など、約150点が展示されています。会場には、実物大の地下式横穴墓が再現されているほか、都城市下水流町で出土した、獣の姿が装飾された銅鏡、「一神六獣鏡」などが展示されていて、当時の生活の様子を知ることができます。貴重な資料の数々に、訪れた人たちは、興味深げに見入っていました。この企画展、都城歴史資料館で、9月28日まで開かれています。