「さ、五月!」

思わず叫んだ。

画面の向こうの五月は、分かれたときのままの姿で、そこに居た。

困ったような、悲しそうな笑顔で、こちらを見つめている。

「圭くん…心配かけてごめんね・・・私は…元気です」

 

back      next