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2008/09/04

出版不況? んなこたないw

マンガ原稿料はなぜ安いのか?―竹熊漫談 マンガ原稿料はなぜ安いのか?―竹熊漫談
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2004-02

いろいろもう死んでいる(雑誌編)という記事を竹熊くんちでアップしているんだが、竹熊くんというのは出版畑の人間です。実は、おいらの後輩筋にあたる。むかし自販機本の出版社でアリス出版というのがあって、おいら、そこで何年か仕事していたんだが、おいらの後に入って来て活躍していたらしい。当時はあまり交流はなかったんだが、今でも特に交流はないです。噂はよく聞くんだが。

で、竹熊くんちが心配しているのは

出版不況なんだが、このところ老舗月刊誌の休刊が相次いでいるわけだ。講談社の「月刊現代」とか映画雑誌「ROADSHOW」とか。で、

出版の危機に関しては、別途エントリを立てるつもりで準備もしていました。ところが俺の予想よりも早く休刊ラッシュが始まったので、けっこう焦っていたりするのです。なんとなく俺は、休刊ラッシュを来年の春先くらいに考えていました。とんだ見込み違いでした。

いや見込み違いではないかも。たぶん、これから本番だと思うので、この年末年始あたりの出版界は大変なことになっているんじゃないでしょうか。

まだ続々と潰れますよ、というんだが、出版業界というのは良い時は良いし、悪い時は悪い、アリス出版では、おいらがいた時代は黄金時代だったが、竹熊くんが関わっていた時代は地獄だったらしい。個人の努力でどうにかなるというモノではないです。で、どう考えても出版不況極まれり、というんだが、さて、そうだろうか?

時事通信は8月30日、【トヨタ自動車(7203)】が2009年3月期(2008年4月~2009年3月)において、新聞やテレビなどのマスメディア向け広告・宣伝費を、前期比で3割弱削減することが明らかになったと伝えた。同記事では自動車大手他社も絞込みを始めていると伝えている。今件についてトヨタ自動車側からは何の発表もない。

しばらく前に出たNEWSなんだが、トヨタ自動車が広告費を大幅削減というわけだ。唯一増えているのがインターネット広告だそうだが、規模がケタ違い。

自動車業界全体ではすでに【2007年の広告費は7兆0191億円、インターネット広告は2割超の成長率・6000億円を突破】にもあるように、テレビ・新聞・雑誌・ラジオの「マスコミ四大媒体」の広告費が2007年度時点で大きな減少を見せ、2008年度(2009年3月期)も引き続き同じ傾向を見せる傾向があることから、「広告・宣伝費」全体ではなく、「マスコミ四大媒体」向け広告・宣伝費の削減と思われる。

マスメディア向けの広告減らした分、ネット広告が増えているわけじゃない。そもそも、ネットというのは
見ない人は一生見ないという性質のモノであり、若い人でも携帯サイトしか見ないヤツは多いし、携帯サイトすら見ない人も多い。メディアの代替にはならないのだ。で、TV局も大幅減収とか言われているんだが、電波というのは「量」に限りがあるので問題が表面化しにくい。一日はどう転んでも24時間しかないのだ。で、

 民放キー局5社の08年3月期連結決算では、消費低迷などでテレビCMが伸び悩み、4社が減収。番組制作費もかさみ、全社が大幅な営業減益になった。広告収入の苦戦は続きそうで、「(09年3月期は)浮かれた『五輪イヤー』にはならない」(TBSの平本和生常務)との見方もある。

 番組の前後に流される「スポットCM」の不振が際立った。広告市況の影響を受けやすいためで、TBSは「御三家とよばれる酒飲料、食品、化粧品・トイレタリー業界からの広告収入額が前期比5~10%落ち込んだ」。

365日、24時間、いつもと同じように寝言垂れ流しているわけで、雑誌みたいに「発行部数」があるわけじゃないので判りにくいんだが、中身はどんどんボロボロになっているわけです。不景気? そら、不景気はあるにしても、とりあえずCM減らしてみたら、それほど売上げ減らないんで、な~んだ、もともと無駄な大金注ぎ込んでのCMなんて、意味なかったんだな、と、バレちゃったわけです。

で、TV局の人間は放送不況だと信じているし、出版業界では出版不況だと言うし、新聞屋は新聞不況だと言ってるわけだ。もちろん「インターネットが悪い」の大合唱。みんな、自分の事しか判らないw 自分のところだけが景気悪いと思っているんだが、実は、全てのメディア業界が不況なのだ。

コメント


>番組の前後に流される「スポットCM」の不振が際立った。

ある業界のCMが急増すると、その業界ってすぐ衰退しますよね。
サラ金、パチンコ店しかり。自動車も結局そうだし。

結局、CMに頼る業界は、虚業だってことなんですね。

そっか~☆
cmてウザいし好感度下がるし逆効果じゃね?って感じでした。広告費に消費者として金払うの馬鹿らしいし。その分安くしろ。
それか宣伝してるのは買わない。

27時間TV・24時間TVともに冠スポンサーが激減でおどろいた。
で、出稿が増えてるのが草加せんべい。
ラジオの草加枠を調べたら・・・ えげつない事態に。

知り合いが昔使ってた東芝の携帯にはサザエさんの着メロが入ってたそうだ。定番な番組ってのはスポンサーにとっても財産だろう。
今は、泡沫若手芸人集めたお手軽な埋め草番組ばっかりになってしまって、金を出すべき番組がなくなってしまってるんじゃないか。

開発費より広告費のウエイトを上げる会社はろくでもない、
というのは20年前から囁かれていましたね。
バブルを忘れられない会社に未来は無いんでしょう。
電通とバーニングが10年おとなしくすれば未来も有りそうだけど無理だわな。

「スポットCM」といえば、夜中に次々に流れる、
バンテリンコーワとか、コルゲンコーワの興和(株)。
でも、ココも最近出稿量減ってんのかな・・・。

つか、
「スポットCM」が減っちゃうと、
『たかじんのそこまで言って委員会』にも
影響が出たりして・・・。

ついに月刊誌もなくなるのかな・・・毎月文藝春秋・月刊現代・新潮45を購読しているのだが、来年にはなんにもなくなるのかな
紙媒体は価格の割りにボリュームがあるし、情報も多いわけで・・・それでいて月に千円以下は安いと思う。
最近ネットも有料が増えてきたが・・・紙媒体と比べると1文字あたりの単価は圧倒的に高い。

紙媒体がいかに広告に支えられていたのか理解できる。

テレビのCMにしても最近の昼間は、「鶏の鶏冠」だの「カニの甲羅」だの「ミミズの粉末」などの広告で占められている・・・まったく買う気にはなれないが・・・やっぱり虚業だなぁ


どこかの宗教団体も衰退してほしいものです。
どことか言いませんし、いくつとも言いませんが。

# 田舎ではまだパチ屋は盛んです、少し寂れ始めたかもしれませんが


「アリス」 昔、あまたある下本の中で、唯一覚えた出版社名。
良い作品揃いで、一度訪ねて見ようと裏表紙の住所をメモ。
(怖くて行けなかった。残念。)

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ちょい前まで(←漢字)は、番組とCMはキッチリ分けないと、
放送法に抵触する。などと怒鳴られた人も多い筈。

悪い方にモガイテ、地獄スパイラルに入ってる。
坂本龍馬も言ってたネ~。「評判が一番大事だ」って。

上場組は、事業計画のペンが進まないだろうなー。
どうやって拡大すんだろ。多角化(笑)。
スポットはオークション制にしたら~、楽天で(笑)。

今、起きているのはメディアの不況ではない。
メディアの衰退である。
自動車が普及しているのに馬車を買う馬鹿は居ない。

2003年に花王が広告費を半減にして、その分を店頭でのPOP等で
販促する実験を行ってみて、結果は過去最高益といういわゆる
「花王ショック」ってのがありましたねぇ。

偉そうに広告マンでございってツラしてても
所詮はチンドン屋ってことですな。

「出版不況? んなこたないw 全てのメディア業界が不況なのだ」
まるでバカボンのパパの遺言ですね。

不況って一時的な物ってイメージあるけど
これは回復不能の不況ですよね
だからまさに
>>メディアの衰退である。
って事でしょうね。

血で痔…じゃなくて地デジが開始される二年ちょっと後
一体テレビはどうなるでしょうね

血で痔で本当にカネがかかるのはこれから。
とりあえず制作設備は地デジ化したけど、今は中継放送局を作って「全国遍く」見られるようにしてる段階。
この負担に耐えられない地方のテレビ局が出てくる可能性もある。
地方のテレビ局倒産→視聴可能地域の縮小→さらに広告料減少→減価償却費でイッパイイッパイだから制作費圧縮→番組の低俗化→視聴率低迷→さらに広告料減少の悪循環スパイラルに陥る可能性高し。
ただ、このスパイラルから無縁のテレビ局がある。
それは犬HK。
最近の視聴率調査を見よ。犬HKがかなり強くなっている。
既に広告料減少→制作費圧縮→番組の低俗化→視聴率低迷→さらに広告料減少が民放では始まっていて、制作費を唯一圧縮していない犬HKの視聴率が高まっている。

広告なんて空気に値段つけてんだからねぇ。みんながみんなワルばかり
だもんで他の業界のようにダンピング合戦にはならない。高値安定w
電通の時代はもう間もなく終わります。これは思いのほか早い時期に。
あと問屋なんてのも、本当に近い将来消えるでしょうな。みんなが昔から
無駄なんじゃないかと薄々感じていたものが消えるだけの話です。

地方なんかだと創価学会のCMが堂々とテレビで流れちゃってんだけど
あれいいんでしょうかね。首都圏だけ流れてないってことは地方局は
もう創価に逆らえないくらい経営が厳しいんでしょうか。

地方は朝から地元パチンコ屋のCMばっかりw
パチンコCM規制しろよ総務省ww
コストのかからない番組作ればいいんだよ。
自前でな。公務員と一緒だよ。
害虫とジャニーズ、創価タレント使ってるからコストがかかるんだよ。

信者から財務で集めたカネで広告バンバン打って、
広告と提供された番組に層化タレントばっか出演して、
再び、層化へ韓流、いや還流して2度オイシイ仕組みw
ほかにも、こうした仕組みをいくつも持ってる。

漫画ですが
コミケやコミティアなど同人の参加者数は
一貫して右肩上がりなんですよね

ということは
コンテンツ自体は求められているけど
伝達手段が根本的に進化して
過去の遺物はもうオツカレッす
という状況なのかな?

でもテレビだけはちょっと別で
コンテンツ制作と伝達が融合してしまってる
時代の要請によって生まれた
異形の突然変異というわけなんですかね?

私も雑誌は買わなくなりました。もう4~5年は経ちましたか。あまりにも各社が同じ方向を向いていて、『これでもか、これでもか』という感じで買ってまで読みたくなくなりました。テレビも同じ事が言えます。地デジには興味がありませんので、いずれテレビを処分するかもしれません。

TVってそもそも日本人を白雉化するための道具としてしか
機能しないので見ないほうがいい。
特に子供はTVなんてみるもんじゃない。
本を読め、本を。読書をすることにより、文章を理解する力と
知識を備えればよい。
知識ってのはそれこそ一朝一夕にはいかないから小さいときからのクセというかそういう習慣が大人になって開花する。
物を知らないいわゆるオバカタレントってのは日本人をそのようにしたいという破壊工作なんだ。
そこに気づくことが大事であると。

郵政省公認プロパガンダ裝置ですわな。

あと、加地伸行氏が教養人と知識人とを譯し分けてゐるゆゑにか、「知識」には負の印象しかありませぬ。教養ぢやあ駄目ですか。知ると識るとは違ふ、と云ふのもありますが。

コンビニの立ち読み。これも影響は大だと思います。

教育テレビは面白いよ。高校の物理、化学、地学が特に。

やっと勉強が出来る事と頭が良い事が別物だって事が浸透してきましたね。
最近は、ゆとり教育によって頭が良い人も馬鹿になってしまいました。
本を読むことって、知識や知恵が養われる最適な情報源です。
雑誌は微妙な物も多いですが、テレビよりはマシだと認識しています。

線路の上に石炭の粉を撒いて、下り坂となつた線路にトロッコを轉がす。石炭の粉に着火して大爆發、炭坑事故の再現大成功、と云ふ番組をNHK教育で觀た時は正直驚きまスた。結構昔の事です。

100語で・・の英語番組も意外と好かつたかな。安良城某の顏と名前を覺えて終ふ餘祿はあつたものゝ。

んー…レス後半はテレビ見ない自慢になってるけど
「共通した話題を提供してくれる」
「幅広い世相に支持されている」
「安価」「誰の家にもある」
と言う条件を満たすメディアでテレビを超える物は、まだ存在してないぜよ。
「共通せずに囲い込み」メディアが大成長をしただけで、囲い込まれた人々が共通項を批判してる選民主義の餓鬼の戯言にしか聞こえない。

そもそも今の自分の考えに到るに当たって、テレビを通してきた事に気が付いていないんじゃない?貴方達の親は口を揃えて言ってたと思うよ「テレビなんてくだらない物見てないで勉強しなさい」って。忘れちゃったの?
貴方達の年齢に到ったからこその考えがあるだけで、土台にはテレビを見て経験を積んできたと言う実績があるのに今更全否定するなんて、自分と自分の他者教育が客観視出来てない証拠だよね、と煽ってみる。

色々書いたけど、本題に結論が着いちゃうので消し。

仕事場でオッチャンがラジオ流してるんですが、CMは層化とジャパネットとパチ屋ばっかでウザいですw

俺が思うにメディアは娯楽なんで生きてくうえで必要ないモノなんですよ
メディアって仕事に疲れたサラリーマンや土方の笑えたり泣けたり夜のおかずになったりして「さぁ明日も頑張るか」っていう精神のユンケルみたいなモンだと思うのですよ
そのサラリーマンが土方が儲かってない今日、新聞雑誌TVが儲かるわけないと思います
メディアが販売収入より広告収入に頼った時点で読者・視聴者にそっぽを向かれるのは至極当たり前かと
逆に大手の同人誌やニコニコのMADのように「お前らこーゆーの好きなんだろ?」ってスタンスのモノが一部で盛り上がっているのが対照的で面白いです

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