県内唯一の屋上ヘリポートを備えた坂出市室町3の総合病院「回生病院」(白川洋一院長)で3日、県防災ヘリコプターを使った患者搬送訓練が初めて行われた。
同病院は昨年6月に現在地に新築移転し、屋上ヘリポートを設置。すでに運用を開始している。
今回は、大規模災害や事故などを想定した患者の受け入れ、搬送の訓練で、病院と県防災航空隊が合同で実施した。小雨が降るあいにくの天候となったが、屋上にヘリコプターが到着すると、同病院救急科の看護師たちが手際よく患者を搬送し、手順を確かめていた。
白川院長は「訓練はトラブルもなく、スムーズにできた。病院のヘリポートを活用して、これからも地域、災害医療に役立ちたい」と話した。【矢島弓枝】
毎日新聞 2008年9月4日 地方版