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「今ようやく、韓国を理解できるようになった」

離任控えたバーシュボウ駐韓米国大使が講演

 離任を目前に控えたアレクサンダー・バーシュボウ駐韓米国大使は3日、「韓国に3年間駐在したが、今ようやく韓国について理解できるようになり、韓米関係がどれだけ重要なものかを再認識した」と述べた。バーシュボウ大使は今月18日ごろに米国へ帰国する予定だ。

 バーシュボウ大使はこの日、韓国国際交流財団の招きにより、ソウル・プラザ・ホテルで行われた朝食会を兼ねた講演会で、「韓米関係の進展に向けた方策について研究するのは面白い。本国に帰っても、韓米自由貿易協定(FTA)の批准など、韓米同盟の発展に貢献していきたい」と述べた。

 そして、「今後の韓米同盟は、安全保障という機能だけにとどまらず、世界的な課題の解決に向け幅広く協力するような方向にしていくべきだ。国際的な安全保障の枠内では、平和の維持やテロの防止も重要だが、そのほかにも気候の変動、政府開発援助(ODA)、災害救助など、韓米両国が協力していく分野は多い」と語った。また、人権問題に関しては、「米朝関係の正常化を目指す中で、北朝鮮の人権問題は避けて通れないと思う」と述べた。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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