NHKは4日、教育テレビで、通常は翌日午前2時15分までの金、土曜と、翌日午前1時35分までの日曜の放送を10月から、35~60分繰り上げて終了させると発表した。また、9月30日以降、アナログ波に限っては毎日、放送休止時間中は電波送信そのものを止め、半年間で二酸化炭素(CO2)の排出量300トンを削減する。
終了時間繰り上げは、番組の廃止や時間移動で可能になった。デジタル波は、放送休止中にデジタル機器の更新プログラムを流しているため、停波できないという。福地茂雄会長は「停波という放送局の本質的なところに切り込まないと、本当の意味のCO2削減とは言えない」と述べ、本格的な環境対策だと強調した。
毎日新聞 2008年9月4日 20時04分(最終更新 9月4日 20時25分)