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現在の位置 : トップページ > お知らせ > 報道発表資料 > 病院危害情報からみた高齢者の家庭内事故−死亡原因のトップはやけど−
[2008年9月4日:公表]
国民生活センターでは全国20ヶ所に危害情報を収集する協力病院を設け、商品や設備、サービスでけがをした人の事故情報を収集し、その情報をデータベース化して危害情報システムとして活かしている。
2003年5月に危害情報収集協力病院のデータから「危害情報からみた高齢者の家庭内事故」をまとめて発表したが、今回改めて2003年度〜2007年度の情報を集計し、高齢者の家庭内事故について最新の分析を行った。
65歳以上の高齢者の家庭内事故は4,138件である。これは65歳以上の事故全体の63.3%にあたる。さらに65歳以上でも75歳未満60.4%、75歳以上65.8%と年齢が上がるにつれて割合は高くなる。
高齢者の事故は、階段の昇降や床を歩いている時など、ごく普通の動作で起きる転倒・転落によるものが最も多い。頭部や大腿のけが、骨折が多いという傾向が高齢者の事故が重症化・長期化する要因である。また、浴室で熱い湯につかることによるやけどや着衣着火も多く、これらは死亡事故の原因にもなっている。死亡事故の4分の3はやけどによるものであり、死亡原因のトップである。さらには、屋根や脚立等の高所作業による転落事故も目立っている。
・トイレから廊下に出たときにつまずいて転倒。左股関節を骨折して重症
(86歳 女性)
・風呂の湯加減を見に行った際、誤って熱湯の浴槽に転落してやけどし死亡
(85歳 女性)
本件連絡先 商品テスト部危害情報室
電話 03-3443-6223
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