ご両者とも『移住者と共に生きる教会』の胡散臭さを的確に嗅ぎ取られた様子。
『移住者と共に生きる教会』（谷大二ほか共著；女子パウロ会発行（http://shop-pauline.jp/?pid=7635684））は、入手してはいない。しかし、目次をさらりと拝見しただけで、胡散臭さがプンプンと臭ってくる。
第7章は「日本にもこんな収容所がある」と題している。
我が国の法務省には、東日本入国管理センター、西日本入国管理センター及び大村入国管理センターの３つの収容施設（入国者収容所）が設けられている（http://www.immi-moj.go.jp/soshiki/index.html）
東日本入国管理センターは、茨城県牛久市に所在している。さいたま教区内ということで、終身助祭のお一人が谷司教の命を受けて、この管理センターの担当となっている。
しかし、残念ながら、この助祭の働きは、収容者の改心、反省に繋がっているとは到底思うことができない。不法残留、そして、不法就労は当たり前で、「見つかってしまったのが運が悪かった」という感じである。
更には、我が国の入国管理制度にこそ問題があり、不法滞在、不法就労が摘発され、収用された外国人はあたかもその被害者であるかのようである。不法残留や不法就労での摘発を交通警察の「ネズミ取り」に引っ掛かった程度のものと考えているのであろうか？
たとえば、教会で行われたパーティ。車で教会にいらした方にはお酒は勧めないであろうし、もし、飲んでしまえば、車は教会の駐車場に置いて帰り、翌日にでも取りに来るよう勧めないであろうか？
それとも「今日はもう遅いし、検問もやっていないだろう。自宅はすぐそこ、大丈夫、大丈夫。」と送り出しますか？
まずは、「ルールを守っての国際化」である。
若干古いものではあるが、ノムさんの時事短評にも次のようなものがある。
http://www.nomusan.com/~essay/jubilus2006/11/061115.html
憲法9条だ、20条だと金科玉条にする者たちが、平気で法を無視する。私にはその脳味噌の構造が分からない。要は自分が守りたいものは守り、守りたくないものは踏みにじるということです。（守るのも自分都合の解釈によってですが）
彼らは法律など、憲法も、へとも思っていないのです。
青柳事件もそうです。口入稼業を正義でごまかす。イヤな連中ですね。